ストレスが原因で起こる歯科の病気
年齢層の如何にかかわらずストレスが強い現代です。
朝倉歯科医院でも原因のはっきりしない歯の痛みなどを相談されることが増えています。
歯科の病気でも、ストレスが影響していると考えられるものがあります。まずストレスで虫歯ができることがあります。これはストレスで唾液の分泌が減り、虫歯ができやすくなります。
次に、顎の関節の痛みや口があきにくくなるなどの顎関節症です。この原因の一つにストレスがあります。
歯周病も例外ではありません。主な原因は歯垢と歯石ですが、ストレスが加わることで、歯の周囲で慢性の炎症が起こり、歯を支える骨が急速に破壊されます。ストレスは、歯周病を急速に悪化させる原因となるということです。
その他歯ぎしり、口内炎、口臭、原因のはっきりしない治りにくい歯の痛み、歯や歯茎の異常感覚なども、ストレスが原因のものがあると言われています。
ストレスが原因かどうかの診断は簡単にはできませんが、他に明確な原因が見当たらない場合には、ストレスが原因と疑ってみることも必要です。ストレスが原因の疾患は、ストレスの解消を図ると共に、適切な対症療法を行うことで、比較的簡単に治る場合が多いのですが、中には、うつ病など歯科治療だけではいくらやっても治らないケースがあります。
気になる症状をお持ちの方は一人で悩まずに歯科医院を受診し、場合によっては神経科や心療内科を紹介してもらってください。