口臭治療
口臭で悩んでいませんか?
口臭はとても気になるものです。口臭とは「口あるいは鼻を通してでてくる気体のうち、社会的容認限度を超える悪臭」と定義されています。主要な原因物質は硫化水素やメチルメルカプタン、ジメチルファイドなどの揮発性硫黄化合物(VSC)です。ひびの予防に努めていても口臭が続くときには思わぬ疾患のシグナルとして口臭がしていることもあります。 まずは歯科医院を受診してください。科学的に検査して、口腔内由来のものか全身的な疾患からか、口臭の有無、原因を調べることができますのでご相談ください。
口臭の種類
- 生理的口臭
- 朝、起き抜けの時に口臭がする。空腹時、疲れや緊張して口の中が乾くなど唾液の量が減っている時。妊娠・生理中などホルモンバランスが悪い時。こういった生理的な口臭は問題なく改善されます。朝、食後の歯磨きや洗口剤(リステリンなど市販されています)などでうがいをするなど状況に応じて改善してください。
- 病的口臭
- 口の中の病気からくる口臭 虫歯・歯周病・治療後のメンテナンスの悪さから匂う口臭は、予防と早期発見早期治療が改善の一番の近道です。定期的に専門家にチェックしてもらうことが、改善の決め手になります。
- 全身的な病気からくる口臭
- 慢性胃炎・胃下垂・胃潰瘍といった消化器系の病気、慢性鼻炎・蓄膿症・喉の炎症など呼吸器系の病気、肝炎・糖尿病・ビタミン欠乏などといった全身的な病気からも強い口臭がします。それぞれの病気に対応した内科・胃腸科・耳鼻咽喉科を受診ください。
- 自臭症(心理的な病)
- 病的な原因がないのに自分には口臭があると錯覚し、思い込んでしまう性格特性からくる心理的な病が自臭症。几帳面・清潔好き・気の優しい人もなりがちです。こういった方も、科学的に測定してもらって、安心されてはいかがでしょうか。
- 食べ物によるもの
- ギョウザやにんにくたっぷりのスタミナ料理を食べれば匂いますね。食べ物による口臭は、気になるけれど、時間が経てば解消します。「後の予定を考えて食べてください」
また、口臭は心理的な要素が強く、必要以上に気にしてしまう方が 多いのも事実です。
自分が本当に匂うのかを調べることで、無用な思い込みはやめて、口の中を清潔に保つための方法を知って、正しくお口の中を管理しましょう。
検知・測定器
口臭成分を直接検知するクロマトグラフ<オーラルクロマ>も導入しました。
オーラルクロマは口腔内のガスを硫化水素(温泉のニオイ)メチルメルカプタン(玉ネギの腐ったニオイ)ジメチルサルファイド(海辺の青臭いニオイ)に分離して検出し、コンピュータで表示します。
これらのガスは歯周病や虫歯、歯垢、舌苔、口内炎、不適合な入れ歯などがあるときに発生します。
例えば歯周病の場合はジメチルサルファイドの割合が多く検出されます。
結果を基に調べてみて、歯科的に悪いところがなければ、全身の健康に何かよくないところがあることになります。
口臭を気にして調べてみると、呼吸器疾患や内臓疾患が分かったということもあるのです。
測定結果がグラフィック表示されますので、実際に悪くはないのに講習が気になって仕方がないという自臭症の解消にも効果的です。
科学的に口臭を測定して治療します。
口臭を科学的に計測する計測器アテインを導入しています。
※口臭=口の中に発生するガス(アンモニア)を検知し測定することで口臭の有無を判断する測定機器アテインを導入しています。
あなたの口臭度チェック!
- 自分で自分の口臭を感じる
- 他人に口臭を指摘されたことがある
- 歯をあまり磨かない
- 舌の表面が白っぽい
- 口がよく渇く
- 大きな虫歯が4本以上ある
- 歯周病がある
- 入れ歯やブリッジなどを使っている
- 歯石を取ったことがない
- 治療を中断したままの歯がある
- 該当する項目が0
- 口臭はなさそうです。このままの意識を持って口腔衛生管理を続けていきましょう。
- 該当する項目が1?3
- 口臭の可能性は低いです。でも油断は大敵、十分に注意しましょう。
- 該当する項目が4?7
- 口臭の可能性は高いです。対策を考えることが急務です。歯科医院にすぐ相談されてください。
- 該当する項目が8?10
- 口臭が明らかにあります。原因究明を急ぎましょう。歯科医院にすぐ行きましょう。