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話題の治療法

スポーツ用マウスガード

3Mix治療法

スポーツ歯科外傷の多くは
マウスガードをはめることで、防止・軽減できます。

日本スポーツ歯学会ではマウスガードといいますが、スポーツマウスガードは、一般的にマウスピースと呼ばれるものです。スポーツマウスガードはプロのスポーツ選手が装着し始めたことで重要性が認知され始めました。最近では、指導者の理解度がアップし、プロ・アマ問わず様々なスポーツ選手の安全対策として装着する選手が増えてきています。
マウスガードのいちばんの目的および効果は「外傷の防止、軽減」で、歯が折れたり抜けたり、骨が折れたりするのを防止あるいは軽減します。スポーツ時には、ひとやものとぶつかったり、急な動きのために、歯で舌や口の中の粘膜や唇を歯で傷つけてしまいます。歯は本来、ものを食べるための刃物です。この歯に覆いをかぶせることで、口の切り傷は激減します。そして、刃物である歯をおおうことはマウスガードをつけている本人だけでなく、歯で相手を傷つけることを防止する効果もあるのです。

どんなところがケガしやすいのでしょうか?

どんなところがケガしやすいのでしょうか?一番多くケガしているのは、上の前歯です。前歯を打ったり(打撲)、歯が折れたり(破折)、ぐらついたり(脱臼)、ひどい場合には抜け落ちることさえあります。もちろん、激しくぶつかると顔や顎の骨が折れることもあります。下あごでは骨折の方がよくおこります。その結果長期間、入院したり治療を受けたりすることが必要になることも事実ですので、なんとか軽症にとどめる必要があるのです。(図の濃い色の部分でのケガが多い。)
口のケガを予防するため、通常は上あごに歯を被うようなU字型のものです。衝撃を吸収するためやわらかい素材でできています。

マウスガードを手に入れるには2つの方法があります。

スポーツマウスガードの種類(市販タイプとカスタムメイドタイプ)マウスガードを手に入れるには、二つの方法があります。
ひとつにはスポーツ用品店で売られているものを購入して使用する方法です。マウスフォームドタイプといってお湯につけて軟化して口の中で形作るものが多く売られています。
値段は数百円から数千円です。しかし、お湯につけた熱々のマウスガードで口を火傷してしまう人がいて危険ですし、形をなんとかつくれたとしても口にぴったりのものをつくるのは大変難しいので、その効果も高くはありません。
もう一つの方法は歯科医院で作る方法です。

歯科医院で作るカスタムメイドマウスガード

もう一つの方法として、歯科医院で作成する方法があります。カスタムメイドタイプといいます。歯科医に歯型とかみあわせをとってもらい、次に来た時に出来上がったマウスガードを口の中で微調整してもらい完成です。
カスタムメイドタイプマウスガードは、口にぴったりしていて、効果や安全性の面でも、装着感もカスタムメイドタイプがお勧めです。時に、運動能力の向上、パワーアップを目的にマウスガードをつくりたいという選手がみえられますが、まずはケガの予防が最大の目的です。

歯科医院で作るマウスガードと市販のものとの違い

歯科医院
メリット

フィット感が良い
保護能力が高い
外れにくい
息苦しくない

デメリット

時間が少しかかる
用品店の価格に比べて割高

スポーツ用品店
メリット

価格が安い
すぐに使える

デメリット

外傷予防効果が低い
フィット感が悪い
外れやすい
息苦しい
しゃべりづらい

マウスガードを制作するにあたって

マウスガード
  • 口腔内の状態によっては治療が必要な場合もあります。
  • マウスガードをつけて力が入るようになったという選手もいますが、もともとの歯のかみ合わせが悪かったのが、マウスガードによってかみ合わせがよくなることで、何らかの効果があらわれることはあるかもしれません。 単純にマウスガードをつけている「安心感」が運動能力に影響を与えているかもしれません。運動能力に関しては、まだまだ研究が必要です。

マウスガードをつけることが義務付けされているスポーツ

現在義務付けされているスポーツ

・ボクシング ・アメリカンフットボール ・キックボクシング ・女子ラクロス
・インラインスケート/ホッケー ・空手(一部義務化) ・ラグビー(一部義務化)

義務付けをされていないけれど、マウスガードがよく使用されるスポーツ、
あるいはマウスガードが効果的とされるスポーツとして

・バスケットボール ・野球 ・サッカー ・バレーボール
・ソフトボール ・ハンドボール ・スケートボード ・乗馬・柔道 ・相撲 ・スキー

などのいわゆるコンタクトスポーツ(=接触の多い激しいスポーツ)や挌闘技でよく使用されています。 また、綱引き、ウェイトリフティング、卓球などで使用されたという報告もあります。