インプラント治療・口腔外科
失ってしまった歯の機能を回復させるインプラントは
入れ歯の「自分の歯に比べて噛む力が弱い」、ブリッジの「ブリッジを支える歯を削らなくてはならない」という欠点をカバーして、「どの部位」でも歯の機能を美しく回復することができます。
手術・咬合力学も考慮に入れて治療する高度な歯科治療です。
あなたのインプラント必要度チェック!
- 心理的に入れ歯が嫌だ。
- 入れ歯の異物感が気になる。
- 上顎の入れ歯が落ちてしまう。
- 入れ歯ではうまく噛めない・噛むと痛い。
- 入れ歯だとうまくしゃべれない。
- 入れ歯の手入れが面倒。
- 入れ歯では見栄えがよくない。
- 自分の歯のように噛みたい。
- 残っている歯の健康が気になる。
- 以前入れ歯を作って失敗したことがある。
- 該当する項目が0
- インプラントが必要になるまで、入れ歯を大切に使いましょう。
- 該当する項目が1?3
- 現状のままでもいいでしょう。でもインプラントの有効性も知っておいてください。
- 該当する項目が4?7
- インプラントが合っているかもしれません。検討してみましょう。
- 該当する項目が8?10
- インプラントが適しています。歯科医院で相談をしましょう。
当院ではICIインプラントシステムを使用しています。
ストローマンインプラントシステム ici は、1974年に開発されて以来、世界40ヶ国以上で使用されるもっとも信用されているインプラントの一つです。
各専門分野のエキスパートによって構成された営利を目的としない国際的研究チームITIと、骨整形外科分野で40年余りの実績を持つスイスのストローマン(Straumann)研究所が共同開発をしてできたインプラントがiciです。
- インプラントとは?
- 歯科用インプラントとは人工歯根のことです。
天然歯が何らなの理由で失われ、歯の修復が必要とされた場合に顎骨にインプラントを埋め込みます。その上に人工の歯を固定します。
- 精密技術の伝統を背景に持ちます。
専門トレーニングを受けた医師のみが取り扱いできるものです。 - 純チタン製なので
生体親和性に優れており、
安心です。 - 国内、国外問わずシェアが広いので、
引越しなどの際、転院がしやすい。 - 患者さまの痛みを
できるだけ軽減させるために
手術は1回法を導入しています。
このようにインプラント治療を行います
-
インプラントと磁石などの
アタッチメントで入れ歯が
動くのを止めます。 -
普通、入れ歯になる
ところを、インプラントで
天然歯のように回復できます。 -
隣の歯を削ってブリッジに
することなく歯を単独で
入れることができます。
下顎前歯部分にインプラント治療をしたところの模型写真。
他の健康な歯を守りながら抜けた歯のところを治療することができます。
噛む力の強い奥歯をインプラントしたところの模型写真。
ブリッジにすることなく治療できます。
多くの歯が抜けてしまっても、土台をインプラントにし、上部構造をクラウンや入れ歯にすることで多くの症例に対応することができます。
インプラントの治療の流れ(2回法)
カウンセリングと診断
歯についての悩み・ご相談をお受けし、お口を拝見します。治療の内容、そこから生まれるメリット・デメリットについてお話します。
インプラントの相談後術前の検査をします。CT、パノラマレントゲンで骨の状態を診断し、治療計画・費用を説明します。疑問点は遠慮なくご質問下さい。
手術前に必要な治療や準備をします。歯周病や虫歯咬み合わせ、などの治療を行います。
インプラント用のサージカルステントを作成します。
インプラントの手術
顎の骨にインプラントのフックスチャー(根の部分)を埋入します。その間は治療用の仮歯を装着していただきますので、歯などがない状態は起こりません。
上部構造の制作
顎の骨のインプラントが結合したら、手術をしてインプラントにアバットメント(歯冠の部分)を装着します。その後型どりをして、上部構造(補綴物)を制作します。制作した上部構造(クラウンやブリッジ、入れ歯)を装着します。
治療の終了
定期的なメンテナンスへ治療後定期的に来院していただいて、インプラントのメンテナンス、PMTCやかみ合わせの調整などを行います。
インプラントのリスク
- インプラントは、入れ歯の治療とは異なり、外科手術を行います。手術により今までは何の問題もなかった神経や血管などにも手を加えることがあるためリスクがあります。また、手術自体受けられない場合もあります。免疫力や抵抗力が低下しやすく、歯周病の発生リスクの高いとされる糖尿病の方、口腔内の衛生状態の悪い方や、あごの骨が足りない方、喫煙者の方は、事前に生活習慣の改善、治療が必要となる場合があります。
- インプラント術後すぐには違和感があったり、痛み、腫れ、出血などが発生する場合がありますが、これらの症状の多くについては一時的なもので、多くの場合2~3日で治まります。
- 上顎にインプラントを埋める際に、上顎洞を破る場合があります。手術した時に感染が生じると蓄膿症になる場合があります。この場合は、インプラントを除去する場合もあります。また、蓄膿症の治療には耳鼻咽喉科にて治療が必要な場合もあります。
- 下顎にインプラントを埋める際に、下歯槽神経の損傷をおこす場合があります(知覚異常や鈍麻)。インプラント手術の際に下顎神経に触れた、もしくは近かったなどで神経を損傷したり、圧迫することで起こります。インプラントによる神経の圧迫、損傷、切断がある場合はインプラントを撤去します。経過を見る場合や、内服薬で治療を行うこともあります。
- 顎の骨に穴をあけて人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せるため、インプラントが骨に接着するまでに3ケ月~6ケ月程度の治癒期間を要します。また、インプラントを埋め込む骨の厚みを増やす手術を行う場合、さらに期間を要することになります。
- インプラント治療を受けると定期検診、メインテナンスをし続けなければいけません。 人工物であるインプラントが虫歯になることはありませんが、日ごろから丁寧なメインテナンスが必要となります。また、口の中の衛生状態が悪いと、インプラント周囲炎という病気にかかる可能性があります。インプラントの機能をより長く維持するために、定期検診が必要となります。
- インプラント治療は、入れ歯、ブリッジ治療とは異なり保険適用外となります。
- インプラント治療は、お子様、妊婦の方は受けられません。骨の成長途中になるお子様は、インプラント治療はできません。痛み止め、抗生物質等を治療に使用するため妊娠中、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、インプラント治療はお控えください。
- 心臓の疾患、骨粗鬆症等、内科的にインプラント治療に適さないケースもあります。また、普段服薬している血圧のお薬等も治療に影響する場合があります。治療相談時に申告してください。
- インプラントは歯がない箇所のリカバリー治療ですが、その欠損箇所のみの治療ではなく、全体のかみ合わせを提案いたします。
- 手術ではありますが、麻酔を行うため、手術中に痛みを感じることは基本的にありません。
インプラントの標準費用 (1カ所、1本の場合)
*手術費用 ¥340.000-
*上部補綴物 ¥150.000-