地元、茨木市の小学校に読売KODOMO新聞を寄贈しました
読書を続けていると、脳のつながりがよくなり、記憶力や集中力が向上します。加えて、読書はストレスレベルを低下させ、加齢による認知力の低下を防ぐことになるので、長生きにもつながります。
読書を習慣づけるには、毎日、通勤時でもベッドに入る前にでも本を手に取る時間を確保することが必要です。
加齢による認知力の低下を防ぐことについて、歯科の立場からは、「よく噛む」=歯の嚙み合わせ・顎と脳の関係が言われます。
生体の中で、脳と歯・顎は極めて近い位置にあります。いずれも頭蓋骨という狭い空間の中に収まっています。しかも顎は頭蓋骨の中でも最もダイナミックに動く器官です。上下の歯を噛み合わせる咀嚼(噛むこと)による刺激は、たえず脳に送られています。
顎を使って食べ物を噛むということは直接的に脳に刺激を与え、脳の発達に影響を与えています。
その、噛み合わせが悪いと、噛む力が弱くなります。すると食べ物をうまく消化できないので胃腸に悪影響が出るだけではなく、噛むことで脳への血流が良くなり、脳が活性化も十分ではなくなります。
脳の前頭前野は記憶や感情の制御、行動の抑制などの様々な高度な精神活動を司っています。脳の中の脳とも呼ばれている重要な場所です。この前頭前野を常に刺激活性化させることが、大切なことなのです。
さて、大人以上に、こどもの読書の習慣は大切です。本離れが話題になって久しいですが、「ゲームやスマートフォンだけでなく活字に触れて、精査された情報を読んで考える力を養ってほしい」と、茨木市の23の小学校に読売KODOMO新聞を寄贈しました。
早い時期から本を読む習慣をつける一助として、また、日常生活、ゲームやスマートフォンなどといったストレスレベルを低下させ、考える力をつけるために、新聞を読むことをその第一歩にしてほしいと願っています。