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「食事の正しい食べ方」

皆さんは食事を『正しく食べる』事は出来ていますか?

ただ口に入れて噛むのではなく、正しく食べる習慣を身につけていきましょう。

 

姿勢

食事をするとき、猫背になっていませんか?

猫背で首を前に出したまま食事をすると、食べ物が大臼歯に運ばれにくいのです。食物は大臼歯まで送られずに、手前の小臼歯で噛むパターンになってしまいます。小臼歯では食物を砕く程度しか噛まないので、食物が細かくならず、飲み込みにくくなります。

全部飲み込んでからならばまだ良いのですが、そういう方は全部飲み込む前に食べ物を足してしまうため、口いっぱいに食物を頬張ってしまう傾向が強くなります。そうすると口をあけてクチャクチャ食べをしたり、食べ物が口からこぼれないように、口唇を突き出すように強くすぼめるようになってしまいます。

食事をするときは首をまっすぐにした姿勢で行いましょう。

食べ物や食器の種類によって姿勢が変わります。

まずはオニギリなど手で持って直接口に運ぶ食べ物の場合は、手を口に近づけて食べます。これは食べるときに姿勢が変わる要素が少ないです。

次にご飯や味噌汁・小鉢など、手に持って食器にのった食物を食べるときです。こちらも姿勢はそのまま、食べ物を口に近づけるようにして、食べ物を口に入れてください。これも姿勢が変わる要素は少ないです。

最後にラーメンなどの食器を置いたまま食物を食べる場合です。

こちらは食べる時の姿勢が変わりやすいので特に注意が必要です。口に食べ物を入れるとき、顎を突き出して、口から食べ物を迎えにいくようにすると、背が丸まり、首が前傾し、あっという間に身体の姿勢が崩れてしまいます。

これを防ぐには、背中から首の後ろ部分がまっすぐして、腰から身体を前方に傾けて、食べ物を口に入れるように心がけます。そして食べ物を口にしたら元の良い姿勢に戻ってから、臼歯で噛みましょう。

歯科衛生士2014.09号より

 

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