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2021.03.04

トラベルよりイートよりGO TO 歯医者!(サンデー毎日)その2

昨年末になりますが、2020年12月20日のサンデー毎日誌上に「トラベルよりイートよりGO TO 歯医者!」という記事が掲載されました。記事はサンデー毎日・本誌の鳥海美奈子さんが書かれています。ご覧になられた方も多いと思います。

前回に続き感染予防について書かれているところを見ていきましょう。

 それでも歯医者に行くのが怖いという人はいるかもしれない。だが、そもそも歯科は長年、ウイルス対策を行っており、感染回避のノウハウは蓄積されている。

「歯科医師は、コロナ禍以前から、唾液や血液の飛沫による肝炎やエイズ感染のリスクに晒されてきました。そのため感染症から身を守るためのマスクやグローブ、ゴーグルの着用といった対策を徹底しています。空気の入れ替えや空気清浄をきちんと行っているところも多いのです」(花田教授)

―中略―

 「大切なのは治療中の口の中を清潔に保ち、あらゆるリスクを回避して、健康な歯と歯肉を維持することなのです」()

「フロスしますか、死にますか」

 そして忘れてはならないのが、予防の観点である。東京都港区の新橋歯科診療所の白井清士院長は「毎日の歯磨きでは取れない歯垢が必ず溜まってしまうので、理想は3カ月に1回、最低でも半年に1度は歯科医院で歯クリーニングを受けてください。そうすれば、虫歯にも歯周病にもなりません」と、太鼓判を押す。

白井院長は日本人の歯の健康意識が、欧米に比べ顕著に低いことを問題視してきた。

たとえば親知らずを除いた永久歯の数は5本だが、生粋のスウェーデン人は晚年でも大抵25本は残っているため、死ぬまで自分の歯で食べることができるという。 抗酸化作用を持つ野菜などを生涯、きちんと噛んで食べることにより慢性的な基礎疾患や炎症にもかかりにくくなるので、より健康的になるという相乗効果もある。それに引き換え、日本人の平均は1本と、半分以下なのが現実だ。

 口腔内を健全な状態に保つには、やはり日々の歯磨きが基本。とりわけ大事なのが歯と歯の間を清潔に保つことだという。

 「スウェーデンでは『フロス・オア・ノーライフ』、アメリカで『フロス・オア・ダイ』という言葉があります。訳すと『フロスしなければ人生はない』、『フロスしますか、死にますか』、歯磨きをしても約40%の汚れが歯間に残るといわれ、「スウェーデンでは『フロス・オア・ノーライフ』、アメリカで『フロス・オア・ダイ』という言葉があります。訳すと『フロスしなければ人生はない』、『フロスしますか、死にますか』、歯磨きをしても約40%の汚れが歯間に残るといわれ、その食べかすや歯垢にいる細菌は早いものだと16分で倍増します。フロスは必須と考えてください」()

前出・花田教授も、その意見に賛同する。

「虫歯も歯周病菌も、歯と歯の間にできることが多い。歯の表面は、たとえばリンゴなどをよく噛むだけで、ある程度きれいになります。でも、歯間はそうはいきません。35歳前後で歯周病の原因となる歯周ポケットができる人が多いので、フロスに加えて、歯間ブラシを使いましょう。また市販の口腔洗浄剤も殺菌効果があるので、定期的に使用すると効果的です」

 具体的には食後3回、さらに就寝前にもフロスと歯磨きをする。唾液の分泌が止まる就寝中は細菌が約1000倍に増殖するので、起きている間はできるだけ細菌やウイルスの数を減らしておくことが重要だ。

そして朝の起床時は舌を磨くこと。舌の上に細菌やウイルスの死骸が乗っているので、それを取り除いてから水を飲んだり、食事をすることを習慣づけよう。

コロナ禍ではマスク着用と手洗いが日常の当たり前になった。これからはフロスと歯磨きも、もう一つの常識と心得たい。

 

口腔ケアの大切さを伝えてくれている記事ですね。

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