少し長くなりますが、 口内炎のお話をしましょう。
口内炎は口腔粘膜に起こる広い範囲の炎症の総称です。種類も大変多く、大きく口を開けたとき、食事のとき、しゃべるだけでも痛む、厄介な病気です。メールの内容から考えて大別すると次のようになります。
1)疱疹性歯肉口内炎
ハグキが赤く脹れて触れただけで出血します。同時に白い腫瘍のようなものが粘膜にできます。(一週間ほどで、自然に治るものです)
2)手足口病
手のひら、足の裏に小さな水泡ができると同時に、口腔内に米粒大の白い腫瘍のようなものができます。(これも一週間ほどで、自然に治るものです)
3)カンジタ症
口の中の一部に白い腫瘍のようなものができ、広範囲に広がります。
潰瘍やただれが進むと痛みを伴います。お年寄りに多く、また、免疫不全の可能性が出てくる可能性も持っています。
4)滲出性紅斑
アレルギー性の口内炎で、唇全体がただれるような症状を伴っています。
5)アフタ(再発性アフタ)
口腔内に米粒大の白い腫瘍のようなものが一個から4〜5個できます。(これも一週間ほどで、自然に治るものです)繰り返しできるのが特徴です。(できやすい粘膜の弱い体質の方もいます)
口内炎などは自然に治癒してしまうので、見落としてしまいがちになりますが、糖尿病や胃潰瘍、貧血などによっても(全身の抵抗力が落ちるので)おこるので、時間がまとまって取れた場合は検査してもらうなどされてはどうでしょう。(献血でもある程度分かるんですよ)
メールにもありましたが、睡眠不足、過労を避けることも大切です(予防にも療養にもなるのです)。水分やビタミン類が不足しないように心がける(お茶を多めに取るなどでよいでしょう)。それと口腔内を清潔にする。歯磨きやうがいなど、ていねい
にすることで、ずいぶん改善されるのです。
それと案外気をつけてほしいのが「落ち着いて食べる」ということです。慌てて口の中を噛む、硬い食べ物や魚の骨などで粘膜を傷つけないようにすることも大切です。
皮膚科や歯科が手っ取り早い窓口でしょう。心配される気持ちは大変よく分かります。
時間をみつけて、診療してもらうことで、あなたもご本人もずっと安心するのではな いでしょうか。何とか時間を作りましょう。 |